地形図作成や各種調査撮影を目的とした広範囲な撮影は、航空測量用デジタルカメラを使用し高画質の画像を提供いたします。
弊社では航空測量用デジタルカメラ3台をセスナ機に常時搭載(東京2機、九州1機)、少ない天候チャンスを逃さぬ様努めています。
垂直撮影イメージ(目的に応じたラップ率に設定)
撮影時にはモノクロ、カラー(RGB)、近赤外(NIR)のデータを同時に取得しています。
通常はカラーデータのみの納品になりますが、その他必要であればデータ処理時に追加出来ます。
弊社で使用している航空測量用デジタルカメラは、17,310ピクセル×11,310ピクセルの約1億9600万画素になります。(1画素サイズ=6μm)
地上画素寸法(画像に記録する1画素の一辺が示す地上での距離)20cmの撮影計画の場合、1枚の写真で3462m×2262mの範囲が撮影出来ます。
レンズは単焦点であるため、地上画素寸法や撮影範囲の調整は、高度を変えて撮影を行います。
低い高度で撮影することで地上画素寸法は小さくなり、撮影範囲は狭くなります。(地上画素寸法6cm程度まで)
高い高度で撮影すると地上画素寸法は大きくなり、撮影範囲は広くなります。(地上画素寸法40cmまで)
航空測量用デジタルカメラ(VEXCEL社製 UltraCam Xp-wa, UltraCam Falcon Prime)
機体に搭載されたGNSS測量機と、カメラ本体に取り付けられたIMU(IGI社製 AERO Control)と同期し、写真の位置(X, Y, Z)及び、傾き(ω, φ, κ)のデータを同時に取得します。
ジャイロマウントは飛行機の傾きと反対方向にカメラ本体を傾け、レンズが常に真下を向くように保っています。
撮影計画から撮影~画像処理~GNSS/IMU解析まで全て社内(本社、九州営業所)撮影士が担当します。不明点等ございましたらお気軽にご連絡ください。
(撮影計画)
撮影計画ソフトウェアIGIplanは標高データ(国土地理院50mメッシュなど)を加味しながら撮影計画しますので、重複率を設定すれば自動的に処理し主点間隔やコース間隔を調整します。
撮影計画のご依頼の場合、必要な範囲を地図上(現地の場所がわかるようなもの)に入れていただくか、DXF等のCADデータ、KMLファイルでいただき、撮影計画の地上画素寸法または地図情報レベル等をご指示ください。
撮影後(GNSS/IMU解析処理)
飛行中に取得したGNSS衛星の信号とIMUデータから、写真が撮影された位置(平面直角座標X, Y, 高さZ)と傾き(ω, φ, κ)を計算します。
撮影後(画像統合処理)
弊社で使用している航空測量用デジタルカメラ(UltraCam Xp-wa/UltraCam Falcon Prime)は、パンクロマチック(モノクロ)4本、R/G/B/NIRがそれぞれ1本、計8本のレンズで構成されています。
色調補正したデータ(Lvl03)を納品します。
東京本社、九州営業所ともに複数台のパソコンを駆使し、写真データの迅速な処理、納品に努めています。